守屋博司鳩舎

エジンバラ系
Ｆｏｕｒ　Ｓｅａｓoｎｓ　in one day（1日のなかに四季がある）といわれるスコットランドエジンバラ地方。朝露が消え晴れ間となり雲が多くなってきたと思ったらポツポツと雨が落ちます。いわゆる天気雨も多く1日中このような天気が毎日のように続きます。又海岸線といえばゴルフ発祥の地セント・アンドリュースに代表されるように1日中強い風が吹く、世界でも有数のゴルフの難所として有名であります。又恐竜伝説で有名なネッシーのネス湖周辺は深い森の中にあり周辺一帯はオオタカを含め想像を絶する猛禽類が多数生息しており、このエリアでの鳩レースは世界でも最悪といえるエリアです。このような環境で長い年月かけて培われてきたエジンバラ系は決してへこたれない、最後まで飛ぶ不撓不屈の高度の勇気は、特に向かい風で発揮されます。長距離には確実に優秀で悪天候に強い胸筋がよく発達し、特に髄に力が満ちあふれているのが特長です。
・00‐89258　♂　ブラックエジンバラ号　　　直仔つくば国際広島700K5羽・05‐54321　♀　スぺシャルエジンバラ号　直仔つくば国際広島700K4羽　直仔ビックヒーロー号・06‐56562　♀　すみれ号　　　　　　　　　　直仔八郷国際900KCH2位・3位・06‐56474　♀　ダイアナエジンバラ号　　直仔つくば国際広島700K3羽

東ヨーロッパ（ルーマニア）超長距離入賞鳩
今、東ヨーロッパ、特にルーマニアは鳩レースに熱中しています。人口2000万人（日本の15％）、国土は日本の本州とほぼ同じ広さがあり、中央を「つ」の字形に走るカルパチア山脈（2000m級）があるため、長距離レースはかなり厳しい一面があります。鳩人口は現在15,000人で15年前は2,000人でした。現在も毎年2,000～3,000人の割合で会員が増えており（20代、30代のヤングゼネレーション）、10年後には西ヨーロッパ（ベルギー、オランダ、ドイツ）の各国を抜いて中国に続く鳩人口になると予想する人も少なくありません。その証拠として世界的ネットオークションサイトPIPAは新興鳩王国ルーマニアを最重要市場と位置づけています。レースはルーマニアと国境を接するウクライナ、モルドヴァ、スロバキアと一緒に行っています（ハンガリーは別）。最終放鳩地はフィンランドの下エストニアの古都タルトゥで距離は1000K～1650K、その差650Kで、日本でいえばオープンレースのような形でレースをしています。距離ハンデが大きすぎるため、順位にはそれほど意識していないようです。いずれにせよ超長距離を何回も帰る鳩を最も高く評価する考え方がすう勢です。その姿勢の底には1100Kを上限にスピード化する西ヨーロッパへの対抗意識があるのかもしれません。
・スーパーロングMORIYAルーマニア系・RO‐13‐4294026　♂　ドラキュラ号　　　2016年東ヨーロッパ・バルセロナIN1880K270羽中2位（帰還3羽のみ）・RO‐10‐15822　♂　　ブルーボス号　　2016年東ヨーロッパ・バルセロナIN1855K270羽中3位（　　〃　　　　）・RO‐11‐2430184　♂　キングカルロ号　2014年、2015年、2016年タルトゥ1625K3年連続翔破・RO‐10‐2447800　♀　フェニックス号　　1年間で1000K以上3回内1626K2位　山越10回・RO‐12‐6644　♂　スーパーローズ号　　2014年、2015年、2016年タルトゥ1542K3年連続翔破・RO‐12‐2377593　♂　ヘラクレス号　　　1年で1012K＆1625K翔破・RO‐13‐16183　♂　ローキーチャンピオン号　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　超長距離NエースP1位（2014年、2015年、2016年1542K3年トータルの成績）

関東三大長距離記録鳩
・05HB4063　♂　高橋良明作翔　　　2006年東日本GN1100K1,993羽中総合優勝（翌日雨）　チョコレイン号・17MB03891♂　中村新一作翔　　　2018年東日本GN1100K1,781羽中総合優勝（帰還18羽の難レース）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブルーグランド号・09LC02026　♀　北澤利明作翔　　 2012年東日本GN2,468羽中総合10位・16LC12298　♀　宮崎　晃作翔　　　2017年ジャパンカップ1000K4,346羽中総合優勝(JC史上最悪の難レース) 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブルージャパン号・08KA27056　♂　早乙女義男作翔　2009年東日本CH1000K10,202羽中総合6位・15HA07303　♀　矢口　忠作翔　　　2016年東日本CH1000K8,099羽中総合3位　　　　ホワイトアロー号・17MA03817　♀　橋本哲夫作翔　　2018年東日本CH1000K5,922羽中総合8位（帰還3、4％の難レース）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブリッジ号

つくば国際記録鳩
・02‐90272　BC　♀　　2002年広島700K全国優勝　プチマリア号・06‐16011　BC　♂　　2006年広島700K全国優勝　広島勢山号・07‐60211　B　♂　　　2007年広島700K全国優勝　エアポート号・11‐36224　BC　♀　　2011年広島700K全国優勝　尾内姫号・11‐88840　BW　♂　　2011年広島700K全国2位　つくば国際銘鳩賞　ビックヒーロー号・12‐73665　B　♂　　　2012年広島700K全国2位・18‐36622　B　♂　　 2018年広島700K全国優勝　逆風広島号（つくば国際史上最悪の難レース）・07‐6942　　B　♂　　 2007年日本選手権500K全国2位・10‐46370　B　♀　　　2010年日本選手権500K全国優勝・11‐56005　BC　♂　　2011年日本選手権500K全国2位・12‐27420　DC　♂　　2012年日本選手権全国2位　エジンバラボーイ号・12‐27402　BC　♀　　2012年日本選手権全国3位

八郷国際記録鳩
・12DA21072　BC　♀　守屋作　　2013年900KCH全国2位・12DA30199　BC　♂　守屋作　　2013年900KCH全国6位・12DA21066　DC　♀　守屋作　　2013年900KCH全国9位　Wセカンド号・14MA06544　BC　♀　守屋作　　2015年900KCH全国3位・14MA06682　B　　♂　守屋作　　2015年900KCH全国41位・14MA06534　DCW♀　守屋作　 2015年900KCH全国35位・15DA05605　DC　♀　守屋作　　2016年900KCH全国22位　銘鳩賞2位、協会賞2位　セカンドヒーロー号・16MA03599　DC　♀　守屋作　　2017年900KCH全滅レース35日目自力帰還　ド根性号・18MA02729　B　　　　守屋作　　2019年900KCH全国17位・15DA05635　B　　♂　守屋作　　2016年500K全国2位（17分入舎せず）　逆風エジンバラ号

委託鳩についての私の考え方 2,500羽以上の「大羽数が参加する委託専門の国際鳩舎（つくば国際、八郷国際）」で全国の愛鳩家と同一条件で同一レースを楽しむことは、小さなエリアで決まった人たちとレースをする事よりももっと大きな楽しみがあるとして、近年委託される新しい方が増えているのが現状です。私は、大羽数が集まる合同鳩舎においては短距離から最終レースまでの分速を競う戦いはもちろんのこと、それ以前の巣立ちした若鳩を入舎させたときからすさまじい生存競争が始まると思っています。すばらしい日常の管理で大事に育てられた、実力のない血統書のみの鳩の子供たちは、大羽数の中でのストレスで失踪してしまいます。ストレスが多ければ多いほど体調を崩し病気になり、フラフラした舎外で猛禽類に一番最初にねらわれ、秋の第1回の在舎発表の頃には、最初の委託羽数の35％以上がすでにいなくなっています。これらのほとんどの鳩は、ストレスに負けた鳩たちなのだと思います。大羽数が集まる国際鳩舎において最終レースまで愛鳩が残らなければ毎年毎年同じ失望を味わい、そのうち委託をあきらめていった人たちを、私は多数知っています。レース鳩のプロセスで一番大事なのは配合です。配合が当たらなければどんな好鳩を持っていても活躍は期待できません。委託と長距離では血統と実績が全てと私は思っており、この考え方を基本に鳩作りをしています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　守屋博司
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エジンバラ系
Ｆｏｕｒ　Ｓｅａｓoｎｓ　in one day（1日のなかに四季がある）といわれるスコットランドエジンバラ地方。朝露が消え晴れ間となり雲が多くなってきたと思ったらポツポツと雨が落ちます。いわゆる天気雨も多く1日中このような天気が毎日のように続きます。又海岸線といえばゴルフ発祥の地セント・アンドリュースに代表されるように1日中強い風が吹く、世界でも有数のゴルフの難所として有名であります。又恐竜伝説で有名なネッシーのネス湖周辺は深い森の中にあり周辺一帯はオオタカを含め想像を絶する猛禽類が多数生息しており、このエリアでの鳩レースは世界でも最悪といえるエリアです。このような環境で長い年月かけて培われてきたエジンバラ系は決してへこたれない、最後まで飛ぶ不撓不屈の高度の勇気は、特に向かい風で発揮されます。長距離には確実に優秀で悪天候に強い胸筋がよく発達し、特に髄に力が満ちあふれているのが特長です。
・00‐89258　♂　ブラックエジンバラ号　　　直仔つくば国際広島700K5羽・05‐54321　♀　スぺシャルエジンバラ号　直仔つくば国際広島700K4羽　直仔ビックヒーロー号・06‐56562　♀　すみれ号　　　　　　　　　　直仔八郷国際900KCH2位・3位・06‐56474　♀　ダイアナエジンバラ号　　直仔つくば国際広島700K3羽

東ヨーロッパ（ルーマニア）超長距離入賞鳩
今、東ヨーロッパ、特にルーマニアは鳩レースに熱中しています。人口2000万人（日本の15％）、国土は日本の本州とほぼ同じ広さがあり、中央を「つ」の字形に走るカルパチア山脈（2000m級）があるため、長距離レースはかなり厳しい一面があります。鳩人口は現在15,000人で15年前は2,000人でした。現在も毎年2,000～3,000人の割合で会員が増えており（20代、30代のヤングゼネレーション）、10年後には西ヨーロッパ（ベルギー、オランダ、ドイツ）の各国を抜いて中国に続く鳩人口になると予想する人も少なくありません。その証拠として世界的ネットオークションサイトPIPAは新興鳩王国ルーマニアを最重要市場と位置づけています。レースはルーマニアと国境を接するウクライナ、モルドヴァ、スロバキアと一緒に行っています（ハンガリーは別）。最終放鳩地はフィンランドの下エストニアの古都タルトゥで距離は1000K～1650K、その差650Kで、日本でいえばオープンレースのような形でレースをしています。距離ハンデが大きすぎるため、順位にはそれほど意識していないようです。いずれにせよ超長距離を何回も帰る鳩を最も高く評価する考え方がすう勢です。その姿勢の底には1100Kを上限にスピード化する西ヨーロッパへの対抗意識があるのかもしれません。
・スーパーロングMORIYAルーマニア系・RO‐13‐4294026　♂　ドラキュラ号　　　2016年東ヨーロッパ・バルセロナIN1880K270羽中2位（帰還3羽のみ）・RO‐10‐15822　♂　　ブルーボス号　　2016年東ヨーロッパ・バルセロナIN1855K270羽中3位（　　〃　　　　）・RO‐11‐2430184　♂　キングカルロ号　2014年、2015年、2016年タルトゥ1625K3年連続翔破・RO‐10‐2447800　♀　フェニックス号　　1年間で1000K以上3回内1626K2位　山越10回・RO‐12‐6644　♂　スーパーローズ号　　2014年、2015年、2016年タルトゥ1542K3年連続翔破・RO‐12‐2377593　♂　ヘラクレス号　　　1年で1012K＆1625K翔破・RO‐13‐16183　♂　ローキーチャンピオン号　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　超長距離NエースP1位（2014年、2015年、2016年1542K3年トータルの成績）

関東三大長距離記録鳩
・05HB4063　♂　高橋良明作翔　　　2006年東日本GN1100K1,993羽中総合優勝（翌日雨）　チョコレイン号・17MB03891♂　中村新一作翔　　　2018年東日本GN1100K1,781羽中総合優勝（帰還18羽の難レース）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブルーグランド号・09LC02026　♀　北澤利明作翔　　 2012年東日本GN2,468羽中総合10位・16LC12298　♀　宮崎　晃作翔　　　2017年ジャパンカップ1000K4,346羽中総合優勝(JC史上最悪の難レース) 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブルージャパン号・08KA27056　♂　早乙女義男作翔　2009年東日本CH1000K10,202羽中総合6位・15HA07303　♀　矢口　忠作翔　　　2016年東日本CH1000K8,099羽中総合3位　　　　ホワイトアロー号・17MA03817　♀　橋本哲夫作翔　　2018年東日本CH1000K5,922羽中総合8位（帰還3、4％の難レース）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブリッジ号

つくば国際記録鳩
・02‐90272　BC　♀　　2002年広島700K全国優勝　プチマリア号・06‐16011　BC　♂　　2006年広島700K全国優勝　広島勢山号・07‐60211　B　♂　　　2007年広島700K全国優勝　エアポート号・11‐36224　BC　♀　　2011年広島700K全国優勝　尾内姫号・11‐88840　BW　♂　　2011年広島700K全国2位　つくば国際銘鳩賞　ビックヒーロー号・12‐73665　B　♂　　　2012年広島700K全国2位・18‐36622　B　♂　　 2018年広島700K全国優勝　逆風広島号（つくば国際史上最悪の難レース）・07‐6942　　B　♂　　 2007年日本選手権500K全国2位・10‐46370　B　♀　　　2010年日本選手権500K全国優勝・11‐56005　BC　♂　　2011年日本選手権500K全国2位・12‐27420　DC　♂　　2012年日本選手権全国2位　エジンバラボーイ号・12‐27402　BC　♀　　2012年日本選手権全国3位

八郷国際記録鳩
・12DA21072　BC　♀　守屋作　　2013年900KCH全国2位・12DA30199　BC　♂　守屋作　　2013年900KCH全国6位・12DA21066　DC　♀　守屋作　　2013年900KCH全国9位　Wセカンド号・14MA06544　BC　♀　守屋作　　2015年900KCH全国3位・14MA06682　B　　♂　守屋作　　2015年900KCH全国41位・14MA06534　DCW♀　守屋作　 2015年900KCH全国35位・15DA05605　DC　♀　守屋作　　2016年900KCH全国22位　銘鳩賞2位、協会賞2位　セカンドヒーロー号・16MA03599　DC　♀　守屋作　　2017年900KCH全滅レース35日目自力帰還　ド根性号・18MA02729　B　　　　守屋作　　2019年900KCH全国17位・15DA05635　B　　♂　守屋作　　2016年500K全国2位（17分入舎せず）　逆風エジンバラ号

委託鳩についての私の考え方 2,500羽以上の「大羽数が参加する委託専門の国際鳩舎（つくば国際、八郷国際）」で全国の愛鳩家と同一条件で同一レースを楽しむことは、小さなエリアで決まった人たちとレースをする事よりももっと大きな楽しみがあるとして、近年委託される新しい方が増えているのが現状です。私は、大羽数が集まる合同鳩舎においては短距離から最終レースまでの分速を競う戦いはもちろんのこと、それ以前の巣立ちした若鳩を入舎させたときからすさまじい生存競争が始まると思っています。すばらしい日常の管理で大事に育てられた、実力のない血統書のみの鳩の子供たちは、大羽数の中でのストレスで失踪してしまいます。ストレスが多ければ多いほど体調を崩し病気になり、フラフラした舎外で猛禽類に一番最初にねらわれ、秋の第1回の在舎発表の頃には、最初の委託羽数の35％以上がすでにいなくなっています。これらのほとんどの鳩は、ストレスに負けた鳩たちなのだと思います。大羽数が集まる国際鳩舎において最終レースまで愛鳩が残らなければ毎年毎年同じ失望を味わい、そのうち委託をあきらめていった人たちを、私は多数知っています。レース鳩のプロセスで一番大事なのは配合です。配合が当たらなければどんな好鳩を持っていても活躍は期待できません。委託と長距離では血統と実績が全てと私は思っており、この考え方を基本に鳩作りをしています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　守屋博司
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